
以前、福島大学生から「地域社会学ゼミの卒論で『フレイル状態にある高齢者の孤立支援』について考察するために、インタビューを依頼」されて、生活支援コーディネーターに繋げた。昨日、月曜のサロン時間中に生活支援コーディネーターから、今から見学に行っても良いかと依頼され、快諾して、福大生と面談した。船引フォーラム設立の経緯や地域の互助による相互支援の困難さについて説明させて頂いた。
国は、総合事業の充実に向けた検討会で中間骨子案が示され、介護予防のみならず、要介護2までは原則総合事業で対応するようになるのではないかと懸念された。介護保険制度を崩壊させないためには、介護予防事業は介護保険とは別の生活支援体制整備事業の費用で賄うこととなりそうだが、果たして、国が描くようにできる市区町村はどのくらいあるのだろうか。田村市で行なっている隣隣サポーターによる総合事業があと何年くらい続けられるのか、危惧することばかりだ。
住民同士のささえあいによる相互支援は確かに大事だし、理想とする姿であるが、今まで、地域で支え合う機会やお隣さん同士の交流がほとんどなくなっている現状で、どうやって支え合えば良いのだろうか。
船引フォーラムを立ち上げて5年目を迎えたが、今、支援し合っている30名程度の住民同士を繋げるので精一杯だ。
学生さんには、もっと夢のある話がしたかったが、専門的に学んでいる学生なので、現状を知って頂き、今後の可能性のヒントが頂きたく、否定的な意見を伝えた。
参加してくださっている会員や住民の皆様に喜んで来て頂けるよう、今後もスタッフと一緒に考えながら前進して行きたいと思った。