訪問Dサービス提供を通じて感じたこと

訪問Dサービスは、要支援者に対して、「家に閉じこもりがちな高齢者等の外出機会を確保するため、住民ボランティア等が主体となった移動支援を提供することで、閉じこもりの予防や社会参加を促し、生活機能の維持又は向上を 図ることで要介護状態となることを防止し、地域における自立した日常生活を支援することを目的 とする。」事業です。

現在12名の方が登録され、支援に当たっております。市内の病院や店舗の付添支援の方が多いですが、三春や郡山までの通院付添支援の方が3名おられ、大変感謝されて利用されております。利用前までは、家族や親戚・知人の車で通っていたそうです。家族やご近所力がある方でしたら、訪問Dサービスを敢えて使わなくてもいいのですが、毎回遠慮しがちにお願いしているとしたら、本制度の趣旨を損なうことになります。また、田村市には、らくらくタクシー(要支援者は半額で利用)という大変便利なサービスがあります。ただ一点残念なのは、田村市以外では利用できない事です。

私が、公的な訪問Dサービスを勧めているのは、東京での経験が基にあります。初めは、お互いの好意で車に乗せあって買い物や通院を手助けしていた方が、ほんの些細なことでトラブルになり、友達付き合いさえなくなってしまった方が何人もいたからです。市の講習会を修了したドライバーが、契約に基づき、ガソリン代(25円/km)のみを利用者から頂くことで、気兼ねなくサービスを享受することができるのです。マンパワーの問題もあり、現在は3名のドライバーで12名を支援するのが精一杯な状況ですが、若干の利用追加は可能です。

ご利用希望の方は、担当のケアマネージャーに相談してください。

移動支援事業について、興味のある方はこちらのレポートをご覧ください。

https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2023/04/koukai_230420_08.pdf

管理人 について

今年98歳になる父が生まれ育った船引町で、「いつまでも住み慣れたまちで安心して暮らし続けるために」、共生社会の実現を目指し、地域の仲間や関係機関と話し合いながら、社会福祉士として活動しております。昨日まで辛そうにしていた方がみんなの力で嬉しそうな顔に変わったことが原動力です。令和5年度は、運動サロンの支援強化と多世代交流の健康食育イベント(夏休み、冬休み)を企画しています。
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